あなたの職場でも、こんな人いますよね。
- 顔を見るのも嫌な人
- 話したくもない人
- 声を聞くだけでイライラする人
こういう人にどう対処していけば良いのか、困っちゃいます。だって、考えただけでも気分が悪くなるから。
そこで、顔を見るのも嫌な人への対処法や、声を聞くのも嫌な人との上手な付き合い方について解説します。
この記事を読めば、嫌いな人への接し方が変わり、職場での日々が少しでも楽になります。
- 顔を見るのも嫌な人は誰にでもいる
- 顔を見るのも嫌な人を変えようとしても無駄
- 会社内の全員を好きになることは不可能
- 職場で嫌な人にイライラしないための具体的な対処法
顔を見るのも嫌な人の対処法。なぜ嫌なのか?
- 誰にでも好きな人と嫌いな人がいる
- きらいな人が変わるのを期待してもムダ
- 社内の人を全員好きになるのは不可能
- 職場で苦手な人の傾向を知る
- 嫌いな人へのその接し方が間違ってる
- 職場で顔を見るだけでストレスを感じる?
- 職場で声を聞くのも嫌な人って絶対にいる
- 死ぬほど嫌いな人と接する必要は?
- ムカつくときの対処法は忘れること
誰にでも好きな人と嫌いな人がいる
わたしたちは毎日、多くの人と関わりを持つので、自然と好きな人や嫌いな人が出てきます。
なので、会社に嫌な人とか苦手な人がいるのは、実は当たり前のことなんです。
転職サービスのスタッフサービスといいう会社の公式サイトには、1526人に聞いた「職場に苦手な人がいますか?」というアンケート結果が載っていました。
引用元:スタッフサービス
実に、75%の人に苦手な人がいるということでした。
もちろん、上司だけでなく同僚や後輩にも苦手な人がいると答えています。
苦手だと思う感情の背景
この感情の背景にはさまざまな理由があります。
例えば、性格の不一致、価値観の違い、あるいは過去のある出来事によるものなど、人間関係に影響を与える要因は多岐にわたります。
また、人の感情は複雑であり、同じ人でも状況や時間によって好き嫌いが変わることもあります。
そのため、誰かを好きになることも、嫌いになることも、私たちの日常生活において自然なことなのです。
好きな人とは一緒にいたいし、好きなひとの顔を見たり言葉を聞くと、心がウキウキワクワクしてきます。
逆に、きらいな人とは一緒にいたくないし、声を聞いても顔を見ても、イライラしてきます。
それは世界中の誰でも同じ事で、人間の本能なんです。
きらいな人が変わるのを期待してもムダ
職場に嫌いな人がいると、イライラしたり怒りの気持ちが湧いてきますよね。
実は、その気持ちの裏側には、相手に自分好みに変わってもらいたいという願望とか期待があるんです。
「そんなことないよ」と思われるかもしれませんが、あなたイライラいしながら、心の中で次のように思ってるはずです。
- なんでそんな事を言うの
- なんでできないの
- なんでいちいち言ってくるの
つまり、相手にあなたが思ってるように変わってもらいたいわけです。
でも、人はそう簡単には変わりません。
これこれこういう理由だから、こう変わってくれとか、こうした方が良いよとはっきり言葉に出して言っても、人ってほとんど変われません。
なので、あなたが心の中で思っていても、きらいな人は嫌いな行動をずっと続けていくんです。
イライラしてもムダなんです
社内の人を全員好きになるのは不可能
さらに言えば、仕事をする上で、会社内の全員を好きになることは不可能です。
好きな人がいればきらいな人がいる、それはとても当たり前のことです。
なぜなら、人それぞれ異なる性格や価値観を持っているからです。
例えば、一部の人と自然と距離を感じるのは、仕事の進め方や意見の違い、コミュニケーションのスタイルの違いなどがあるからです。
このような状況は、職場環境において非常に普通のことなので、好きなひととだけ関係を結んでいけば良いんです。
職場で苦手な人の傾向を知る
あなたがどういう時に特にイラッとするのかを知ることが、対処法を見つける上で役立ちます。
一般的に、コミュニケーションの取り方が原因で苦手意識を持つことが多いです。
- 自分の意見を押し付ける
- 自分のせいじゃないと言う
- 約束を破る
- ネガティブなことばかり言う
- 返事をしない
「あの人は、こういう人だから仕方ない」と思うことで、イライラは少し減るはずです。
嫌いな人への接し方が間違ってる
そもそもですが、あなたはきらいな人への接し方が間違ってるのかもしれません。
その人について考えれば考えるほど、好きなひとはもっと好きに、きらいな人はもっと嫌いになります。
感情の上書き効果です。
あなたも経験があると思います。始めはちょっとイラッとしただけなのに、それが重なっていくとイライラがバウ発します。
逆に、嫌いな人も思い出さなければ、その人のこともその感情も忘れてきます。
重要なのは、嫌いな人のことを考えないことです。
職場で顔を見るだけでストレスを感じる?
とはいえ、考えないようにしても、職場のきらいな人とは毎日会ってしまいます。
その人と会話をするたびに嫌な気持ちになることで、感情のアンカリングが起こってしまいます。
その人の顔と嫌な気持ちが頭の中で重なってしまうんです。
その結果、顔を見るだけでストレスを感じるようになります。
その人の顔が嫌な気持ちのスイッチになるんです
職場で声を聞くのも嫌な人って絶対にいる
職場には、その声を聞くだけで不快感を覚える人もいます。
これも同じことで、嫌な気持ちが声にアンカリングしてしまってるんです。
このように、五感全てにアンカリングしてしまうと、ますますその人のことが嫌いになってしまい、底から抜け出すのは困難になります。
死ぬほど嫌いな人と接する必要は?
職場で死ぬほど嫌いな人がいる場合、その人と積極的に関わる必要はあるのでしょうか?
何かを伝えるときに、誰かを介して伝えることはできないですか?
何かを聞いたりお願いするときには、仲介してくれる人を探せないですか?
嫌な気持ちがアンカリングされてるので、それを解除するには、接することをできるだけ避けることが必要です。
1時間に1回嫌な思いをしていたのが、1日に1回に減れば、アンカリングの効果は薄れてきます。
ムカつくときの対処法は忘れること
職場でイライラする出来事や人物に直面したとき、その感情に対処する最も効果的な方法は、その場の出来事を忘れ、強いリアクションを示さないことです。
イライラが生じた瞬間に深呼吸をして、注意を別のことに向けてすぐに忘れるといった簡単なリラクゼーション技術を利用できます。
また、感情的な反応を抑えるためには、一時的にその場を離れるのも有効な手段です。
もしその状況や人物との接触が避けられない場合は、自分の感情をコントロールするための方法を見つけることが大切です。
顔を見るのも嫌な人の対処法を具体的に
嫌な人とは関わり合いにならなくても良い、誰にでも嫌いな人はいる、ということを理解してもらえたと思います。
そして嫌いな人の性格や行動は変えられないんです。
相手が変わらないんなら、あなたの行動を変えるしか仕方ないですよね。
そのための具体的には、次の10項目になります。
- 会わない、近づかない
- 目を見て話さない
- 最低限の返事で終わらす
- 敬語を使う
- 1対1で会わない
- 記憶から消去する
- 文句を言われたら仕事のせいだと言う
- 職場の嫌な奴を撃退してはダメ
- 上司に何か言われたらはっきり言う
- 家族でも同じ。なるべく関わり合いにならないこと
「会わない、近づかない」がいちばん大切
まず一番大事なことは、たった1つ、これしかないです。
会わない、近づかない
姿を見かけたら逃げてもいいです。顔を背けてもいいです。何をしてもいいので、その人から離れましょう。
仕事に支障がなければ、無視しましょう。
嫌な人を避けるためにいろいろな方法がある中で、最も有効な対策の一つが、物理的にその人と距離を置くことです。
実際に距離を置くことで、不快な感情や不要な衝突を避けることができます。
目を見て話さない
次に大事なことは、相手の目を見て話さないことです。
人と会話する際、目を見て話すことは信頼感やコミュニケーションの質を高めると言われますが、嫌いな人とのコミュニケーションでは逆効果になります。
相手の目を直接見ることで、こちらの悪意とか敵意が相手に伝わってしまいます。
話し相手は鏡です。こちらが怒れば相手も怒るし、こちらが笑えば相手も笑います。
なので、意識的に目を見て話さない事が大事です。
最低限の返事で終わらす
会話を最低限の返事で終わらせることも大切です。
- はい
- いいえ
- わかりました
こんな感じで、簡潔に返答することを心掛けることで、余分なコミュニケーションを取らないことです。
決して反論してはいけません。
内容がプラスでもマイナスでも、コミュニケーションになってしまうからです。
あなたの心に防具をつけて、さらにロボットになりきって会話をすることです。
敬語を使う
嫌いな人とのコミュニケーションにおいて、敬語を使うことは非常に有効です。
敬語は相手に尊敬と礼儀を示しながら、相手との距離を取れるからです。
また、敬語を使うことで、自分自身も冷静さを保つことができ、不快感を感じることが少なくなります。
たとえば、「これ、たのむよ」「OK!」という間柄でも、「これ、お願いします」「わかりました」のほうが、距離感があって他人行儀ですよね。
敬語は相手との距離を取るために、とても便利なツールです。
1対1で会わない
嫌いな人との直接的な接触を避けるためには、1対1で会わないことです。
1対3とか1対4なら、誰か他の人が返事してくれますが、1対1なら絶対に返事をしないといけないからです。
そうすることで、不快なやり取りを最小限に抑え、不要なストレスから自身を守れます。
職場や社会的な場では、必ずしも避けられない場面もありますが、仕事面でも物理的な面でもなるべく近寄らないことです。
記憶から消去する
上述しましたが、毎日毎時間「嫌い」「嫌い」と思えば思うほど、嫌いの度合いが深くなっていきます。
逆に、1週間に1回ほどしか考えなければ、その感情は薄れていきます。
嫌いな人と話したり、見たりしてイライラし始めたら、まずは深呼吸して頭の中を空っぽにすることです。
とはいえ、カンタンには空っぽにできないので、禅とかマインドフルネス、セドナメソッドを使いましょう。
どちらかの方法を使えば、頭の中を初期化できるはずです。
- 目を閉じて座る
- 呼吸に意識を集中する
- 眼の前に川が流れてることを想像する
- 右手から船が流れてくる
- その船に嫌いな人やイライラを乗せる
- 左手に流れていって見えなくなる
- 目を閉じて座る
- 呼吸に意識を集中する
- 黒くて大きなゴムでできた袋を持ってると想像する
- その中に嫌な人やイライラをいれる
- 頭の中の嫌なことをすべて入れたら袋の口を縛る
- 袋から手を離す
- 地面にできた深い穴の底に落ちて行ってしまう
コーヒーを飲みながらでも、休憩しながらでも、5分もあれば大丈夫です。試してみてください。
文句を言われたら仕事のせいだと言う
嫌いな人から文句を言われた際には、はっきりとした理由を伝えることが大切です。
この対応は、無用な誤解を避け、自身の感情や立場を明確にするために有効です。
ただ、「嫌いだから話さない」という理由を伝える際には、言葉選びに注意が必要です。
直接的すぎる表現は相手を不必要に傷つける可能性がありますので、相手の尊厳を守るバランスを取ることが重要です。
たとえばこんな感じです。
- 会社では仕事のことだけを考えてます
- 仕事に集中しています
- 仕事を優先しています
職場の嫌な奴を撃退してはダメ
職場において、嫌な人物を積極的に「撃退」しようとする行動は避けるべきです。
撃退自体がマイナスのコミュニケーションになってしまうからです。
撃退なんてできっこないし、ますます絡んでこられたら大変です。
そもそもですが、「撃退しよう」「なんとかしたい」と思う時点で、ストレスが溜まります。
上司に何か言われたらはっきりと言う
きらいな人への態度が、上司につたわって上司からなにか言われることがあるかもしれません。
そんなときには、はっきりと「嫌いです」と伝えることです。
うやむやにしたり複雑にしないことで、シンプルに伝えましょう。
そうすることで、プロジェクトチームを別にしてもらったり、なるべく関わり合いにならない仕事を割り振ってくれる可能性もあります。
上司も生産性をあげたいと思っていますから。
家族でも同じ。なるべく関わり合いにならないこと
実は、家族関係でもおなじです。
必ずしも全員が互いに好意を持っている家庭ばかりではありません。
家族だから仲良くしなきゃいけないとか、わかりあえるとか、最後まで味方になってくれるとか・・・それは幻想です。
家族だからこそ、余計に関係が悪くなることはよくあることです。
お互いに良い影響を与えないと感じたら、なるべく会わないようにすることが大切です。
まとめ:顔を見るのも嫌な人にはどうすれば良い?最もカンタンな対応はこれ!
この記事のポイントをまとめます
- 「会わない、近づかない」がいちばん大切
- 仕事に支障がなければ無視してもOK
- 好き嫌いは日常生活において自然なこと
- 性格の不一致や価値観の違いが嫌いの理由
- 嫌いな人の性格が変わることは絶対にない
- 接点を減らすことがストレス軽減に繋がる
- 会社内の全員と良好な関係を築くのは非現実的
- 職場での苦手意識はコミュニケーションの取り方に起因することが多い
- 嫌いな人について考えすぎると感情が強まる
- 直接の接触を避けることでストレスを軽減できる
- 敬語を使うことで相手との適切な距離を保つ
- 1対1での会話を避けることで衝突のリスクを減らす
- ネガティブな記憶は自己成長の一部と捉える
- 文句を言われたら理由をはっきり伝える
- 職場の嫌な人に対する感情をコントロールする
- 家族間でも無理に関わりを深めようとしない