「仕事、休みたい」
「仕事を休むのは甘え?」
「甘えでもいいから1週間休みたい」
だれでも、そう思うときがあります。そんなときにはどうすれば良いのかお答えします。
結論、どうしても休みたいと思ったら、休むべきです。
ズル休みでも本当の理由でも、何でも大丈夫です。なんなら理由を言わずに有休をとっても良いです。
そもそも有休を使うには理由を言う必要はないです。休みたい時に休めるのが有休です。
仕事を休みたいと思うのは甘えじゃなく、休んだほうが良い理由や休む方法を紹介します。
- 仕事を休みたいと感じることが甘えではない理由
- 有給休暇を取得する際の正しい方法と注意点
- 精神的な疲れやストレスの対処法
- 体や心のリフレッシュ方法とその重要性
仕事休みたいと思うのは甘えじゃない?
- 仕事休みたいと思う精神的な理由
- 仕事を休みがちなのは迷惑?頻度が大切
- メンタル不調と言って休むのは甘え?
- なんとなく仕事休みたいと思ったら休みましょう
- でも、仕事を休んでも大丈夫なの?
- 「1週間休むのはもっとヒマな時にしてくれ」と言われたら?
- 「理由を言わないと許可できない」と言われたら?
- 嘘の理由を言わないほうが良い理由
- 本当の理由とは?
仕事休みたいと思う精神的な理由
仕事を休みたいと感じるのは、精神的な理由が大きく影響しています。
「PRTIMES」というニュースサイトでは、「働くうえでストレスとなる要因」というアンケートが取られました。
- 職場の人間関係 35.9%
- ノルマや求められる成果 14.5%
- 労働時間が長い。残業が多い 14.4%
- お客様との人間関係、クレーム 11.5%
- やりがいや面白みを感じられない 6.0%
3分の1以上の人が、肉体的な問題や金銭ではなく、人間関係で悩んでるのがよくわかります。
これは、単なる「甘え」とはまったく別なものです。
放置しておくと、仕事に行けなくなり、休職したり無断欠勤して解雇されてしまうケースも報告されています。
仕事を休みたいと思うのは、精神の健康を守るための重要なサインで、無視せずに適切な対処が必要です。
仕事を休みがちなのは迷惑?頻度が大切
とはいえ、1ヶ月1回とか2ヶ月に1回くらいに頻度が高くなると、結果として周囲に迷惑をかけます。
計画的な有休なら良いのですが、毎回「体調が悪いんで休みます・・」という電話が続くと、あなたの信頼がなくなります。
上司や同僚からも、重要な仕事は任せられないと認識されるはずです。
なので、一度ゆっくりと休んで、精神的な問題の早急な解決が必要です。
メンタル不調と言って休むのは甘え?
「メンタル不調」と言って仕事を休むのは、たとえ本当に具合が悪くても、周囲からは「甘え」と見られてしまい、非常にもったいないです。
なぜかというと、精神的な不調は見た目では分かりにくく、他人に理解されにくいからです。
それまでは普通に見えていたのにいきなり退職したり、音信不通になってしまう人はよくいます。
めちゃめちゃ悩んでいたとしても、その苦しさは配偶者にも理解してもらえないものです。
ましてや、会社の人は赤の他人なので、甘えだと見られてしまうのは当然です。
なんとなく仕事休みたいと思ったら休みましょう
なので、なんとなく仕事を休みたいと思ったら、あまり考えずに休んでみましょう。
休みながら、「なぜ、休みたいと思ったのか」をゆっくりと考えるのが必要です。
もしも休むのが嫌だったら、土日のお休みの日に、邪魔の入らない環境で考えてみましょう。
考えるには、ブレインダンプで整理するのがオススメです。
でも、仕事を休んでも大丈夫なの?
すべての労働者には、有休の権利があります。
労働基準法第39条という「労働者の年次有給休暇に関する規定を定めた法律」で決まっています。
(年次有給休暇)
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
引用元:労働基準法第39条
この法律の条文には、「休む理由を言わないといけない」などの要件が書かれていません。
単純に「有給休暇を与えなければならない」と書かれていますので、労働者は理由を言わなくても有給を使って休めるんです。
有休を持つことができる労働者は、
- 6ヶ月以上勤務
- 全労働日の8割以上出勤
- アルバイト、パートも同じ
となっています。
有給休暇の日数は、勤務日数によって決まってきます。
- 6ヶ月 10日
- 1年6ヶ月 11日
- 2年6ヶ月 12日
- 3年6ヶ月 14日
- 4年6ヶ月 16日
- 5年6ヶ月 18日
- 6年6ヶ月以上 20日
さらに、2019年4月1日から、年5回の有給休暇所得義務化がはじまりました。
これは、使用者(社長)が労働者に対して、強制的に年5日の有休を取らせないといけないという法律です。
(引用:厚労省/年次有給休暇の時季指定義務)
この年5日の有休は連続していても不連続でも大丈夫です。厚労省からの別な資料「年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説」で、はっきりと書かれています。
(引用:厚労省/わかりやすい解説)
つまり、仕事がしんどくて1週間くらい休みたいと思ったら、休む準備さえしっかりしたら、理由を言わずに1週間休めるということです。
この際に、次のように有給休暇を合理的な理由もなく拒否すると、労働基準法第39条の違反となります。
- 理由をしつこく聞かれる
- 理由を言わないとダメ
- 完全に不許可
労基法119条で第39条違反は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金と決められています。
労基に訴えれば罰が科されますし、そもそも、そんな会社はやめたほうが良いのではないでしょうか。
もちろん、ウソの理由を告げても、あなたは違法ではないです。
「1週間休むのはもっとヒマな時にしてくれ」と言われたら?
ただし、「今は忙しいので1ヶ月先にしてくれ」と言われることはあります。
これは使用者(社長)に認められてる権利です。
この場合は仕方ないので、使用者(社長)と相談しながら有休の日程を決めましょう。
「なぜ、休みたいと思ったのか?」を考えるのは、土日にやってみてください。
「理由を言わないと許可できない」と言われたら?
もしも、「理由を言わないと許可できない」と言われたら、前述した通り、労基法第39条の法律違反になります。
有給を使うのに理由は必要ないです。それどころか、理由をひたすら聞いてくるのは、ハラスメントで、これも違法になります。
とはいえ中小企業や零細企業の社長は前時代の考え方を持っていますから、キレまくったり嫌がらせをしてくるときがあります。
というのも、1週間の有給というと、多くの社長は「こいつ、どこかに旅行しに行って楽しむんだな。他人の迷惑も考えろ」と勝手に思ってしまうからです。
そんなときには、嘘の理由を言うよりも本当の理由を話しましょう。
嘘の理由とは、次のようなもので、1日ならいいですが、1週間ならかならずばれます。
- 病気になった
- 家族が危ない
- 新婚旅行
嘘の理由を言わないほうが良い理由
多くのサイトでは、休むときには仮病などの嘘の理由を使えばいいとか、いろいろと嘘の理由を教えてくれてますが、1週間休むときには使わないほうが良いです。
かならずバレます。
そのうえ休むたびに嘘の理由を言い続けてるとあなたの心の中に、「嘘をつけばいいや」という考え方が染み付いてしまいます。オオカミ少年ですね。
その考え方は今後の人生にかなりマイナスになります。ウソで渡っていけるほど人生は甘くないです。
本当の理由とは?
なので、「1週間休むなら、どうしても理由を言え」と迫られたら、本当の理由を話すことです。
理由は何でも構いません。
「仕事がいやだ」とか「やる気がない」など、いろいろ理由はありますが、次のようにあなたの本心を話すのが大事です。
- 精神的に不安定
- 毎日出社するのが苦痛
- 体が疲れ切ってる
実際には、
「最近そう感じてるのでこのまま行くと辞めたくなってしまいそうなので、心身ともにリフレッシュしたいのが理由です」
と正直に話すことです。
それまでは観光目的の旅行だと決めつけていても、逆に心配してくれるかもしれません。
社長としては、許可せずにそのまま働いて精神病になって訴えられたり、体を壊したりして会社を辞められると困るからです。
なので、仕事のやる気がなぜか全く無くなってしまい、1週間ほど休みたいな~と思ったら、すぐに有給休暇を使って1週間休むことです。
仕事休みたいと思うのは甘え?休みたいと思ってる本当の原因
- 仕事が嫌だ、しんどい、やる気がでない・・・の本当の意味は?
- 体が疲れてる本当の理由は?
- まずは疲れを取るためにも1週間の有給を
- 消化で疲れない食生活を目指す
- 体に良い睡眠のとり方
- やる気がなくなったら1週間お休みを取って体の疲れを取る
- ホットヨガも心のデトックスにおすすめ
仕事が嫌だ、しんどい、やる気がでない・・・の本当の意味は?
実際問題として、今まで普通に仕事をしてる人が、ある日突然、
- 仕事がしんどい
- 合ってない
- 仕事が嫌だ
って気づくことがあります。
あなたも突然そう思ったのでしたら、理由の一つに、あなたには病気の可能性があります。
というのも、脳と体はとても密接につながっているからです。
単純に体が疲れていたり、何らかの病気で不調を感じてる場合、脳はそう感じてる原因を探し始めます。
ところが、その原因がわからない場合、脳は今までの経験から勝手に想像してしまいます。
- 仕事が嫌になったせいでは?
- 仕事が合っていないためでは?
- 本当はやりたくない仕事だったためでは?
そこで、あなたは脳が提案してきた原因案に乗ってしまうわけです。
「なんとなくだるいのは、仕事がつまらなくなったせいだろう」
という感じです。
つまり、「仕事がしんどい」「つらい」「やる気が起きない」の本当の意味は、単純に体が疲れているためという可能性があります。
体が疲れてる本当の理由は?
とはいえ、今までと同じ仕事をして、同じように体を動かしていたのに、なぜ今になって体が疲れてると感じるのでしょうか。
それは、体を動かしたための疲労ではなくて、体の中で起きている疲労のためです。
あなたの体の内部は思いっきり動いてます。
体をまったく動かしていない昼寝や、夜寝てる間でも、めちゃくちゃ動いてるものがあります。
それは臓器です。
胃とか小腸、大腸、膵臓、脾臓、腎臓、肝臓、肺、脳などです。
筋肉が動いてると、体を動かしたというイメージが付きやすいですが、臓器も一生懸命に動いていますので、疲れるときももちろんあります。
その原因は暴飲暴食、お酒の飲みすぎ、コーヒー、たばこなどのとりすぎなどです。
食べた後は、体の中の胃や小腸、すい臓、肝臓、血液などは思いっきり働いています。特に夕食の後は、一晩懸けて消化しようと頑張っています。
運動するのと、消化するのは全く違うように感じますが、実は同じように物質を作って壊して取り込んでエネルギーにしたりエネルギーを使ったりしています。
同じなのですが、違うのは意識してできないということです。自律神経で勝手にやってくれてます。
今日は疲れたから体を動かさないようにしようというのはできますが、疲れたから消化はあまりやらないようにしようというのはできません。
逆に今日はメチャクチャ消化したな~とか、今日は頑張って栄養を取り込んだ・・なんてわかりませんよね。
それが、「何一つ体を動かしていないのに疲れた」という状態なんです。
いまのあなたは、この状態になってる可能性があります。
まずは疲れを取るためにも1週間の有給を
体の内部の仕組みで疲れが溜まってるかもしれないというのはわかってもらえたと思います。
なので、1週間くらい使って身体を休めたあとに、なぜ「会社をやめたいのか」をもう一度考えてみましょう。
体の疲れが原因で「会社をやめたい」と思っていたら、その時点で「辞めたい」とは思っていないはずです。
疲れが取れたあとに、「でも、どうしても今の仕事はいやだ」と思ったら、その理由を探しましょう。
前述したブレインダンプを使って、本当の理由を探してみてください。
「しんどい」「やめたくなった」と思っていた理由が、単純に体の疲れのためなのか、それともメンタルの理由なのか確かめるのが大切です。
消化で疲れない食生活を目指す
とはいえ、同じ生活を繰り返していたら、毎回、有給休暇を取らなくては行けません。
そうならないためには、疲れない生活、とくに食生活を変えることが大切です。
消化で疲れる理由は、次の方たちが話されています
この方たちの話では、食べ物が口から入って出てくるまでに18時間かかるそうなんです。
消化している時に、さらに食べ物が入ってくると、残業残業・・・と同じ状態になってしまうと話されています。
つまり、それが疲労につながってくると考えられてるようです
他の意見としては、ローフードダイエットがあります。
ローフードダイエットとは、加工されていない生の食材をメインに食べていく方法で、果物や野菜をメインに食べていく方法です。
このダイエット法の中で、なぜ果物か?というと、消化するスピードが速いそうです。果物なら、1時間前後だと言われています。
それに対して、穀物は12時間、肉や乳製品は24時間だと言われています。
果物や野菜などの消化の速いものを食べることで、消化のエネルギーを余らせて新陳代謝をあげたりデトックスに使ってダイエットを促すという理論です。
腸活という言葉もあります。
テレビに良くでられてる小林弘幸先生の本です。「腸を整えれば、全身が健康になる!」と説かれています。
どれも話半分にしても、食べ物はわたしたちにとってとても大切なものです。食べたものがわたしたちの身体になってるのは、真実です。
からだに悪いものを食べれば、からだが悪くなるのは当たり前です。
まずは暴飲暴食やアルコール・タバコなどを控えて、食生活の見直しをおすすめします。
体に良い睡眠のとり方
睡眠も、ただ眠れば良いと言うものではありません。睡眠の質が問題です。
スタンフォード大学医学部精神科教授で、同大学睡眠生体リズム研究所(SNCL)所長をされてる西野精治教授が書かれた本に、詳しく載っていました。
良い質の睡眠をとるには、次の行動を取ればいいと書かれていました。
- 毎朝、しっかりと日光を浴びる
- 6時間はしっかりと睡眠時間を確保する
- 寝る2時間前は食べない。できればもっと
- 寝る前に瞑想をする
- 入浴は、寝る1時間前に
- お酒は飲まない
- 寝だめはできない
- 寝る前にPCやスマホ、TVなどを見ない
やる気がなくなったら1週間お休みを取って体の疲れを取る
仕事がしんどくて1週間休みたいと思ったら、まずは、1週間の有給休暇をとってからだの疲れをとりましょう。
さらに、良い食生活と良い睡眠をとり、本当の気持ちやこれからのことを考えるのが大事です。
知らないうちに体が疲れてくると、脳が勝手に「やる気が出ない」状態にしてしまいます。
脳はもうそれ以上動いてもらいたくないのでブレーキをかけます。
このブレーキの原因になってるのが、食事と睡眠で、まずはそのブレーキをはずしましょう。
多くのサイトでは、その状態の時に、次の行動を推奨していますが、体の疲れを取らない限り無駄です。
- 環境を変える
- 運動をする
- 好きな音楽や動画を聞く
- 自己啓発の本を読む
- 目標を考える
まずは食事と睡眠の質を見直して、体の疲れをとことです。
ホットヨガも心のデトックスにおすすめ
食生活と睡眠以外に、体の疲れを取るのにおすすめの方法があります。
それはホットヨガです。
ホットヨガは、とても暑い部屋の中でヨガを行うものです。
運動した後に味わう爽快感とおなじです。汗を流すことで、色々な思いや感情が一緒に流れて、落ち込んだあなたのこころを強制的にリセットしてくれます。
おすすめのホットヨガはふたつ。
ひとつめは、全国に350店舗展開している日本最大のホットヨガのLAVAです。
お値段もとてもリーズナブルですし、LAVAに来られる8割以上の人が未経験からスタートされています。
わずかな金額で体験レッスンできます。
どこにいかれるか迷われてるのでしたら、まずは日本ナンバー1のLAVAで体験してみましょう。あなたのお住まいのお近くにLAVAがあるかどうかをこちらの公式サイトで確かめられます。
LAVAの次に人気があるのが、ホットヨガのカルドです。
店舗数はLAVAに比べると少ない77店舗ですが、人気のハタヨガからダイエット、リラックス、美容効果抜群のおすすめプログラムまで安心・安価で提供してくれています。
ホットヨガだけでなく、常温ヨガ・岩盤浴・ジム・ダンスなどのプログラムも充実しています。
コチラの公式サイトから体験を申し込めます。
食事と睡眠を見直しして体の疲れを取りながら、ホットヨガに行かれるのが一番早いやる気の出し方です。
まとめ:仕事休みたいと思うのは甘え?心と体を思いっきりリフレッシュする方法
この記事のまとめです。
- 仕事を休みたいと感じるのは甘えではない
- 休むべき時は休むことが大切である
- 有給休暇を取得する際に理由を言う必要はない
- 精神的なストレスは放置せずに対処すべきである
- 人間関係の悩みがストレスの大きな原因となる
- 休みがちになると信頼を失う可能性がある
- メンタル不調を理由に休むと甘えと見られることがある
- なんとなく仕事を休みたいと感じたら休んでみるべき
- 休む理由を嘘でごまかすのは避けるべき
- 体の疲労が「仕事が嫌だ」と感じさせる可能性がある
- 内臓の疲れが体全体の疲労感につながることがある
- 消化の負担を減らすために食生活を見直すべきである
- 良質な睡眠をとることで体の疲れを解消できる
- ホットヨガは心身のデトックスに有効である
- 食生活と睡眠の改善がやる気回復の鍵となる