山善のIHクッキングヒーターがピーピー鳴っていると、故障なのかどうか困ってしまいますよね。
そこで、IHクッキングヒーターからピーピーと鳴る原因、それが単なる操作音なのか、それとも故障のサインなのかを解説します。
あなたのIHクッキングヒーターの悩みを解決して、安心して毎日の料理を楽しめるようになります。
- IHクッキングヒーターからピーピーと鳴る音の主な原因
- 音がする際の故障可能性とそれを区別する方法
- 自動で止まる機能の目的とその働き
- 音問題への対処法と消し忘れによる火事を防ぐ安全機能
山善IHクッキングヒーターがピーピー鳴る?
- ピーピー音がするのはなぜ?
- 自動で止まる機能とは?
- 取扱説明書で確認すべきこと
- エラーコードの意味と対処法
- 消し忘れで火事?安全機能解説
- 故障かどうかの見分け方
ピーピー音がするのはなぜ?
IHクッキングヒーターから音がする主な理由は、5つあります。
- 鍋を乗せてない
- 使えない鍋を乗せてる
- 鍋の位置が中央からずれてる
- スプーンなどの小物を乗せてる
- 故障
このことは、あなたがお持ちの山善IHクッキングヒーターの取扱説明書にしっかりと書かれています。
たとえば、YET-W1452といいう2口のIHクッキングヒーターの取扱説明書の22Pに、
(引用:公式サイト)
と書かれています。
また、同じページには、
(引用:公式サイト)
という表が載っています。
ここにはエラーコードが記載されていますし、下部にはちょっと小さな文字ですが、
「その他の表示が出た場合や、まだ以上がある場合は故障の可能性があります。電源プラグを抜き、持ち込み修理の依頼を販売店へお問い合わせください」
と書かれています。
鍋を乗せてない
鍋を載せずに電源をいれると、ピーピー音がなります。
またエラー表示が「E01」になってるはずです。
この場合は直ぐに電源を切るか、具材を入れた鍋をおいてください。
くれぐれも空の鍋を置かないことです。
使えない鍋を乗せてる
(引用:公式サイト)
IHクッキングヒーターは、メーカーによって多少差がありますが、使える鍋と使えない鍋があります。
山善さんの場合の使えない鍋の材質としては、
- 耐熱ガラス
- 陶磁器
- 普通の土鍋
- 鋼
- アルミ
- ステンレス製ボール
また、ステンレス製の鍋とIH対応の鍋底に金属板がついてる鍋は、揚げ物には使えません。
形や大きさは、
- 底が丸い
- 2mmを超える足がある
- 2mmを超える反りがある
- 直径12cm以下の小さな鍋
- 18~22cmを超える大きな鍋
その他、網の形をしているものは使えません。
鍋の位置が中央からずれてる
IHクッキングヒーターには白くて丸い鍋位置マークが付いています。
この鍋位置マークを外れてると、ピーピー音がなるようになっています。
スプーンなどの小物が乗ってる
鍋ではなくてスプーンとかフォークなどの小物を乗せてると、ピーピー音がなる仕組みになっています。
故障
上記4つのどれも当てはまらないときには、内部の故障が考えられます。
故障のときに絶対にしてはいけないことは、分解です。
分解すると修理が受けられなくなったり、修理金額が高くなってしまうことがあります。
自分で直そうとは思わずに、まずは販売店に持ち込んで、修理見積もりを取ってみることです。
ただし、山善さんは自前で修理を行っていません。
販売店へ持ち込んだとしても、家電修理店への依頼になります。
山善以外のメーカーさんでは、オンラインで大体の修理金額を見ることができるところもあります。
一般的に言われてるIHクッキングヒーターの修理代金は、
- 電源ランプ点灯しない 1~7.5万円
- 加熱しない 1.8~7.5万円
- トップの割れ 1~7万円
- 操作部の不具合 1.5~5.5万円
もちろん、1口より2口、2口よりもビルトインのIHクッキングヒーターの修理費のほうが高くなります。
参考させていただいたサイトはこちら。
自動で止まる機能とは?
IHクッキングヒーターには、安全のために設計された自動で止まる機能が備わっています。
この機能は、調理を忘れてしまっても過度に加熱しすぎることを防ぐため、または使用していない鍋を置いたまま電源が入っていると自動的に電源をオフにすることで、火災を防ぐ目的があります。
さらに、鍋が適切なものでない場合や鍋を置かずに誤って電源を入れた場合にも、IHクッキングヒーターは一定時間後に自動で電源が切れる設計になっています。
その際にピーピー音はなります。
これにより、消し忘れによる事故のリスクを減らしつつ、エネルギーの無駄遣いも防ぎます。
取扱説明書で確認すべきこと
IHクッキングヒーターを安全にかつ効率良く使用するためには、取扱説明書の確認が不可欠です。
まず、使用前には装置の正しい設置方法や操作方法を学びます。
これにより、機器の誤った使用による故障や事故を防ぎます。
次に、上述したように対応可能な鍋やフライパンの種類が記載されているます。
それに従うことで、適切な調理器具を使用することができます。
さらに、定期的な清掃方法や、基本的なトラブルシューティングの手順も紹介されているため、小さな問題が発生した際に自分で対処できるようになります。
最後に、保証期間やメーカーのサポート情報も含まれていることが多いため、何か問題が生じた場合の対応もスムーズに行えます。
取扱説明書は、IHクッキングヒーターを長く安全に使うための貴重なガイドです。
エラーコードの意味と対処法
(引用:公式サイト)
IHクッキングヒーターに表示されるエラーコードは、機器が何らかの問題を検知した時の警告信号です。こ
のコードは、一般的に特定の故障や機器の状態を指し示しています。
例えば、鍋が適切でない、温度が異常に高い、またはセンサーの故障などが考えられます。
具体的なエラーコードの意味として、説明書にはそれぞれのコードがどのような状態を示しているのか、そして基本的な対処法が記載されています。
エラーコードはIHクッキングヒーターの「SOS信号」と考え、適切に対応することが肝心です。
消し忘れで火事?安全機能解説
IHクッキングヒーターは、その安全性において特に注目される家電の一つです。
その中でも、「消し忘れで火事にならないか?」という心配を解消するための安全機能が備わっています。
たとえば、一定時間操作がない場合に自動的に電源がオフになる「自動オフ機能」があります。
この機能は、うっかりIHを消し忘れても、設定された時間が経過すると自動的に加熱を停止させるため、過加熱による火事のリスクを減らします。
また、「鍋なし検知機能」では、鍋がない状態でIHが作動していると認識すると、自動で電源を切ります。
これらの機能により、消し忘れによる火災の心配を大幅に軽減できます。
しかし、これらの安全機能に過信せず、使用後は必ず電源をオフにするなど、基本的な安全対策は怠らないようにしましょう。
故障かどうかの見分け方
IHクッキングヒーターが故障しているかどうかを見分ける方法はいくつかあります。
まず、最も一般的なサインは、IHが全く加熱しない、または加熱が不安定であることです。
これは、内部のコイルやセンサーに問題がある可能性を示しています。次に、操作パネルのボタンが反応しない、またはエラーコードが表示されない場合も、故障の兆候です。
また、IHから異音がする、異臭がするといった現象も、内部の部品が正常に機能していない可能性があります。
これらの症状が見られた場合は、まず取扱説明書でトラブルシューティングの項目を確認し、推奨された対処法を試してみてください。
しかし、それでも改善されない場合や、自分で判断が難しい場合は、無理に自分で修理を試みずに、専門の修理サービスに相談することが最も安全な対応策です。
正確な診断と適切な修理を行うことで、IHクッキングヒーターを安全に長く使い続けることができます。
山善IHクッキングヒーターのピーピー音の対処法
- 加熱が止まる現象への対応方法
- 異音を抑える方法
- 修理か買い替え?ユーザーの選択
- 口コミから見る一般的な問題点
- メンテナンスと予防策
- おすすめの山善IHクッキングヒーター
加熱が止まる現象への対応方法
ピーピー音がなって、IHクッキングヒーターが突然止まる現象に直面した場合、いくつかの基本的な対処法を試すことができます。
まず、IHクッキングヒーターの電源を一度オフにしてから再度オンにすることで、システムをリセットできます。
次に、使用している鍋がIHに適しているかを確認してください。IH非対応の鍋を使用していると、IHクッキングヒーターは正常に加熱できず、安全のために自動で停止することがあります。
さらに、IHクッキングヒーター周囲の清掃を行い、ベントが塞がれていないかチェックしてください。
ベントが詰まっていると、過熱防止のために装置が停止する場合があります。
これらの基本的なチェックと対処を行っても問題が解決しない場合は、製品の故障が考えられるため、メーカーのサポートセンターに相談することをお勧めします。
異音を抑える方法
ピーピー音ではなくて、別な異音がするときがあります。
IHクッキングヒーターから発生する異音は、使用する鍋や調理器具の材質によって引き起こされることが多いです。
考えられるのは、
- 振動
- ファン
- 内部の基盤など
です。
まず、鍋底が平らで安定してIHクッキングヒーターに接触するものを選ぶことで、振動による騒音を低減できます。
また、厚底の鍋を使用することも、振動を吸収し騒音を抑える有効な方法です。
IHクッキングヒーター自体のファンの音が大きい場合は、清掃やメンテナンスが必要かもしれません。
ファン周りのほこりを定期的に掃除することで、ファンがスムーズに回転し、騒音が減少する可能性があります。
しかし、これらの方法を試しても騒音が解消されない場合は、IHクッキングヒーターの故障や内部の問題が原因の可能性があるため、メーカーに相談することをお勧めします。
正しい対処方法を選ぶことで、快適な調理環境を保つことができます。
修理か買い替え?ユーザーの選択
IHクッキングヒーターが故障した際には、修理を依頼するか新たに買い替えるかの選択が必要になります。
この判断をするために1番はじめに考えないといけないことは、購入してからの年数です。
一般的にIHクッキングヒーターの耐用年数、寿命は、10年と言われています。
また、山善さんのIHクッキングヒーターの補修用性能部品の最低保有期間は、製造打ち切り後6年となっています。
なので、あなたが購入してから使用している年数が、
- 6年以下 修理
- 8年以上 買い替え
と考えたほうがいいです。
とはいえ、保証期間は1年なので購入してから1年以上たったIHクッキングヒーターの修理は、ほぼ有償になります。
とりあえず販売店などに持ち込んで、修理の見積を取ってみることをおすすめします。
その修理見積もりによって、新しいものを買い替えたほうが良いのか、それとも修理をして使い続けたほうが良いのか、判断することをおすすめします。
口コミから見る一般的な問題点
(引用:楽天市場)
IHクッキングヒーターに関する口コミを調査すると、一般的な問題点が浮かび上がります。
楽天市場の購入者の口コミを見てみると、ほとんど「買ってよかった」という方でした。
ただ、中には、
- 鍋を買い替えた
- タイマーが欲しかった
- コンセントの位置が・・・
- 操作を覚える必要がある
- 吸気口からの音が少し
(参考:楽天市場)
などの要望があり、全部で1000件以上の口コミがありました。
星の数の平均は4.44とかなり高く、多くの方が満足されていました。
なので、山善さんのIHクッキングヒーターはほとんど問題点はないと言えそうです。
メンテナンスと予防策
(引用:公式サイト)
IHクッキングヒーターの長寿命化と性能維持のためには、適切なメンテナンスと予防策が不可欠です。
メンテナンスの方法は、取扱説明書に「お手入れの仕方」として詳しく載っています。
とは言えそれほど難しいものではなく、
- かならず電源プラグを抜く
- よごれをきれいに拭き取る
- 給気口、排気口、コンセントを拭く
これだけです。
トッププレートの汚れの拭き方や使う洗剤などもしっかりと書かれていますので、よくお読みになって普段のお手入れに活かしてください。
おすすめの山善IHクッキングヒーター
通販で購入できるIHクッキングヒーターのおすすめ商品ベスト5です。
ビルトインタイプのものではなくて、卓上型と据え置き型です。
まとめ:山善IHクッキングヒーターがピーピー鳴る原因と対策
この記事のポイントをまとめます
- IHクッキングヒーターからの音は磁場による振動が原因
- 鍋の材質や形状が音の発生に影響する
- 薄い材質の鍋を使用するとピーピー音がしやすい
- IH内部のファンや電子部品からも音が発生することがある
- 異音がする場合は故障の可能性も考慮する必要がある
- 自動で止まる機能は調理忘れによる過加熱を防ぐ
- 使用していない鍋を置いたまま電源が入ると自動オフ
- 鍋が適切でない場合にも一定時間後に電源が切れる
- 取扱説明書は安全かつ効率良く使用するためのガイド
- 説明書には対応可能な鍋や清掃方法が記載されている
- エラーコードは機器の問題を検知した警告信号
- エラーコードの具体的な意味と対処法が説明書に記載
- 消し忘れによる火事のリスクを自動オフ機能が減らす
- 故障かどうかの見分け方には加熱不良や反応の悪さが含まれる
- 修理か買い替えの判断には故障の原因と修理費用の見積もりが重要
- 口コミは一般的な問題点を予測する手がかりになる
- 適切なメンテナンスと予防策が長寿命化に貢献する