パナソニックのナノケアスチーマーを使いたいと思っても、寿命はどのくらいなんだろう?って思いますよね。
この記事では、その疑問にお答えしつつ、ナノケアスチーマーをなるべく長く使い続けられるコツを紹介します。
ちなみにフェイススチーマーは色々なメーカーから出ていますが、この記事ではパナソニックの商品・ナノケアスチーマーにしぼって紹介しています。
最後まで読んでわかること
- ナノケアスチーマーの一般的な寿命とその要因
- カビが生えない予防法と水垢をとるクエン酸の使い方
- ナノケアスチーマーの掃除の仕方と使用頻度
- ナノケアスチーマーを長く使い続けるためのとっておきのコツ
ナノケアスチーマーの寿命はどのくらい?
- 一般的な家電は7~10年
- 保証期間は買ってから1年
- 補修用性能部品の保有期間は5年
- 10年前から?口コミでの使用年数
- 数年使ってないときは?
- 本体の中にカビが生える原因
- 故障の原因はどこ?
一般的な家電は7~10年
一般的な家電製品の寿命は、使い方やメンテナンスによって異なりますが、5年から9年程度と言われています。
その根拠として内閣府の調査があります。
内閣府では、景気動向判断のための「消費者動向調査」というものを行っています。
「景気動向判断」とは今後の暮らし向きの見通しなどについての消費者の意識や物価の見通しを把握して、現状と将来予測を考えるものです。
その中に、「主要耐久消費財の買替え状況」という項目があります。
2023年の調査で出てきた結果は、
(引用:内閣府)
この票には主要耐久消費財の平均使用年数が載っています。どのくらい年数使って買い替えたのか?ということです。
主なところでは、
- エアコン 13.6年
- 冷蔵庫 13年
- テレビ 10.7年
- 洗濯機 10.1年
- 掃除機 7.1年
という感じです。
買換の理由の6割はどれも故障となっています。
これは、製品が実際に使用できる平均的な期間といえるのではないでしょうか。
例えば、電気冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、多くの家庭では10年以上使ってることが普通です。
掃除機も7年くらいが目安で買い替える家庭が多いような気がします。
一方、この調査には載ってないですが、電気ポットやトースターのような小型家電は、寿命は5年だと言われていますし、実際に故障が増える傾向にあります。
なので、ナノケアスチーマーの一般的な寿命は、普通に使った場合には5年以上だと言えるのではないでしょうか。
保証期間は買ってから1年
家電製品を購入したとき、多くのメーカーは製品に1年間の保証期間を設けています。
この保証期間内に、製品の不具合や故障が発生した場合、無償で修理や交換が受けられることが一般的です。
保証期間は、製品が正常な使用状態であれば、通常期待される最低限の機能を保持する期間を意味します。
ナノケアスチーマーも同じように、1年の保証期間がついてることが多いです。
美顔器とかスチーマー関連の各メーカーの保証期間は、
- パナソニック 1年
- ヤーマン 1年
- ニトリ 1年、5年
- ツインバード 5年
- サロニア 1年
などになっています。
ただ、保証が適用されるには、使用上の誤りや外部からの物理的な損傷がないことが前提です。
保証期間内に故障が発生した場合は、購入時に受け取った保証書と購入証明が必要になることが多いですので、これらの書類は大切に保管しましょう。
また、保証期間が過ぎた後の修理には費用が発生しますが、定期的なメンテナンスによって、そのリスクを低減できます。
補修用性能部品の保有期間は5年
保証期間とは別の決められてる年数があります。
それは補修用性能部品の保有期間です。つまり、交換部品をいつまで会社に保管してあるのか?という期間です。
製品を長く使い続けるためには、部品の交換が不可欠な場合があります。
メーカーは製品を製造終了した後も、一定期間、補修用の部品を保持することが一般的です。
この期間は、パナソニックのナノケアスチーマーでは5年とされています。
他のメーカーでも多くの場合で5年とされています。
つまり、製品が壊れた時に部品があれば修理が可能ですが、5年を過ぎると部品が手に入りにくくなるため、修理が難しくなります。
これは、家電を安心して使い続けるための一つの目安にもなります。
言い換えれば、メーカー公認の寿命だと言ってもいいかもしれません。
10年前から?口コミでの使用年数
「このスチーマー、10年も使ってるよ」といった口コミを見かけることがあります。
実際に、一部の製品では10年以上の長期間にわたって使用しているユーザーもいます。
また、「7年使っていて」とか「5年使って効果が」といった口コミもあります。
これは、製品が頑丈で長持ちする設計になっていること、そして、ユーザーが適切にメンテナンスを行い、適切な使用頻度で使っている証拠でもあります。
ただ、こうした口コミを見て、安易に「10年持つ」「7年は大丈夫」などかんがえるのは注意が必要です。
なぜなら、製品によって耐久性はおなじですが、人によって使用頻度と使い方は異なるからです。
もちろん、同じブランドやモデルでも、いわゆるバージョンや製造年によって変わってくるからです。
また、長期間使用している環境も影響してきます。
ですから、そういった口コミで安易に寿命を考えるべきではありません。
数年使ってないときは?
口コミの中にも、ときどき「数年使ってないけど、大丈夫?」というものがときどきあります。
テレビとか掃除機などの場合は、それほど問題はないと思いますが、ナノケアスチーマーの場合には、いくつかの問題に直面するかもしれません。
それはカビです。テレビや掃除機などとのいちばん大きな違いは、水を使ってるということです。
スチーマー内部に水が残っている場合、その水は蒸発していなければカビやバクテリアの温床となっている可能性があります。
再使用前には、スチーマーを丁寧にチェックし、必要に応じて内部をクリーニングすることが重要です。
特に、タンクや水道部分は、カビが生えやすい部位なので注意が必要です。
このような状況であれば、クエン酸やカビキラーなどを使って、スチーマーをきれいにする必要があります。
清掃後はしっかり乾燥させ、使用する前にはテスト運転を行って、異常がないか確認することがたいせつです。
ですが、大切なお肌に直接触れるものですので、一度カビが生えてしまったものは潔く捨てて、新しく買い替えることをおすすめします。
本体の中にカビが生える原因
スチーマー本体内部にカビが生える主な原因は、湿気と温度です。
スチーマーは、基本的に水を使って動作するため、内部には常に湿気が存在します。
使用後に水分を完全に取り除かないと、暖かい環境と組み合わさってカビの成長に最適な状態を作り出してしまいます。
また、長期間使用しないで放置することも、カビの繁殖につながります。
防ぐためには、使用後の水抜きと乾燥が非常に重要です。
スチーマーを使った後は、可能な限り内部の水をきれいに排出し、乾燥させることでカビのリスクを減らすことができます。
これは数年単位とかではなくて、毎回行うことが大切です。
また、定期的な清掃と換気も、カビ防止に効果的です。
故障の主な原因はどこ?
スチーマーの故障原因はいくつかありますが、最も一般的なものは内部の汚れです。
実は、パナソニックのナノケアスチーマーはナノイーXという技術で、水をとても小さなものに分解して応用するものです。
その肝心のナノイーX発生装置は壊れることはないと言われています。
それよりも、まわりの部分、例えば吹出口とか水が通るパイプに支障が出てくる方がとても多いんです。
その理由は、水道水に含まれるミネラル(カルシウムやナトリウムなど)と塩素物のトリハロメタンです。
それらが内部に蓄積し、長期間使用することでスチーマーのノズルや給水路を詰まらせることがあります。
これにより、蒸気の出が悪くなったり、最悪の場合は水が正しく流れなくなって故障の原因になります。
このような蓄積を防ぐためには、精製水の使用や定期的なクリーニングが有効です。
クエン酸を使用したクリーニングは、内部の汚れを除去し、スチーマーを長持ちさせるための一つの方法です。
しかし、掃除をする際は、スチーマーの取扱説明書をよく読み、推奨されているメンテナンス方法に従ってください。
ナノケアスチーマーの寿命を伸ばして長く使うためのコツ
- 長く使うための5つのコツ
- おすすめの使用頻度
- 水道水よりも精製水を!
- カビや故障を避けるお手入れ
- クエン酸を使った掃除の仕方
- 使い方を守る
- 使うときの注意点
- 使うべき人、使ってはいけない人
- 逆効果になってしまう使い方
- おすすめのスチーマーはどこで買える?
長く使うための5つのコツ
スチーマーを長持ちさせるには、5つの簡単なコツを実践することが重要です。
- 使用頻度
- 使う水
- お手入れ
- 掃除
- 使い方
です。
この5つに対して気を配ることで、長く使い続けることができます。
おすすめの使用頻度
スチーマーのおすすめの使用頻度については、パナソニックの公式HPに記載されています。
(引用:パナソニック公式HP)
スチーマー ナノケアは毎日使えるか
毎日ご使用いただいて問題ありませんが、使い始めは週に2~3回程度で肌の状態を確認しながら、使用頻度や使用時間を調整してください。
1度の使用時間は約12分が目安です。
長時間使用すると角層がふやけ、うるおいが蒸発しやすくなることがあります。(引用:パナソニック公式HP)
いろいろな機種がありますが、EH-SA95というナノケアスチーマーの取扱説明書に記載されてるコースはこちらです。
(引用:パナソニック公式HP)
このコースの時間を見てもらえればわかるように、だいたい1日1回が限度だということです。
また、毎日使ってもいいけども、使い始めは1週間に2~3回がおすすめだとも書かれています。
このスパンを守りながらお肌のお手入れをしていくことで、お肌も機械も調子を保っていけるということです。
水道水よりも精製水を!
スチーマーの長寿命化のために一番大切なのは、水選びです。
上記の取扱説明書の中にも、「おすすめは精製水です」としっかり書かれています。
(引用:パナソニック公式HP)
一般的に、いろいろな機械で、水道水に含まれるミネラルや不純物が機器内部に蓄積して、故障や性能低下を引き起こすことはたくさんあります。
お鍋やキッチンシンク、お風呂場の鏡を見てもらえればよく分かるように、白くなってるものが水道水に含まれるミネラルや不純物です。
これがどんどん溜まっていくことで、故障の原因になってしまうんです。
これを防ぐために大事なのが、精製水の使用です。
精製水とは、いわゆる蒸留水とか純水と呼ばれてるものです。
精製水は不純物が除去されているため、スチーマー内部のカルシウム堆積やサビを防ぎ、機器の寿命を延ばす効果が期待できます。
また、精製水は蒸発時に残留物を残しにくいため、スチームの品質を保ちやすくなります。
水道水以外では、つぎのような水もあります。
- 浄水器を通した水
- ミネラル水
- 井戸水
一見すると、とてもキレイで良さそうですが、どれもダメです。
浄水器は塩素系消毒剤や細菌を除去しますが、ミネラル分は残ります。
コンビニによく売られてるミネラル水は、名前の通り、しっかりとミネラルが入っています。
井戸水も同じで、塩素系消毒剤は入って無いですがミネラル分が多く含まれていますので、水道水よりも故障の原因になりやすいです。
定期的に精製水を利用することで、長期間にわたりスチーマーを最適な状態で保つことができるでしょう。
カビや故障を避けるお手入れ
スチーマーを長く、安全に使用するためには、適切なお手入れも欠かせません。
特に、カビや故障の原因となるのが、使用後の水分です。
使用後は、内部の水分をしっかりと抜くことでカビの発生を防ぎます。
また、定期的な内部クリーニングも重要です。
クエン酸を用いたクリーニングが効果的であり、カルシウムの堆積や不純物を除去し、内部を清潔に保つことができます。
クエン酸を使った掃除の仕方
スチーマーを長持ちさせるために、クエン酸を使った掃除方法があります。
キッチンやお風呂の水垢、トイレの尿石などの水回りの汚れのほとんどはアルカリ性です。
クエン酸は酸性なので、その性質で中和して、汚れを落としやすくしてくれるんです。
ですから、スチーマー内部に堆積したカルシウムなどのアルカリ性の汚れを効果的に除去することができます。
具体的な方法は、取扱説明書やパナソニックの公式HPには書かれていません。
あくまでも自己責任で行う必要があります。
一般的には、5%のクエン酸水溶液(水500mlに対してクエン酸大さじ1杯)をスチーマーのタンクに入れて運転させます。
この時、スチーマーの出口からクエン酸水蒸気が出てくるため、屋外や換気の良い場所で行うことが重要です。
運転後は、タンクを空にしてから清水で数回すすぎ、内部を乾燥させることがポイントです。
使い方を守る
スチーマーの寿命を延ばすためには、製品の取扱説明書に記載されている使い方を守ることが不可欠です。
例えば、スチーマーの運転時間や連続使用可能時間を超えた使用は、機器への過度な負担となり故障の原因になります。
また、推奨されている水質(精製水の使用など)を守らないと、内部の汚れや故障が早まることがあります。
使用後のメンテナンスも重要で、定期的な内部の掃除や水抜きを怠ると、カビや悪臭の原因にもなり得ます。
なので、取扱説明書をよく読むこと、これがいちばん長持ちさせる方法です。
使うときの注意点
スチーマーを使用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、スチーマーの使用は推奨される環境で行うようにしてください。
特に、水分が機械内部に入り込みやすいため、乾燥が必要です。
また、取扱説明書に書かれてる注意書きをしっかりと読むことです。
- ノズルガード先端から20cm以内のスチームには触れない、顔を近づけない
- 下記のとき、スチームに触れないようにする
ノズルの角度調整、ボタン操作、ふた開閉(火傷の原因)
使うべき人、使ってはいけない人
スチーマーは、特に美容と健康に関心が高い人や、日々のスキンケアに新しい方法を取り入れたい人におすすめです。
また、乾燥肌や敏感肌など、特定の肌トラブルを抱えている人も、スチーマーによる肌の保湿や血行促進の効果を享受できるでしょう。
さらに、自宅で手軽にエステ感覚のケアをしたいと考えている人にも、スチーマーは適しています。
また、お手入れ終了後は、肌に与えた水分が逃げないように日頃のケアをすることが大切です。
しかし、皮膚に重度のトラブルを持っている場合や、高温の蒸気に対してアレルギー反応を示す可能性のある人は、使用前に医師に相談することが望ましいです。
使ってる途中に肌にトラブルが生じた場合には、すぐに使用を中止することです。
逆効果になってしまう使い方
スチーマーを使用する際、正しい使い方をしないと逆効果になることがあります。
たとえば、過度の使用は肌の乾燥を引き起こしたり、敏感肌を持つ人には刺激が強すぎる場合があります。
また、掃除やメンテナンスを怠ると、スチーマーから不純物が含まれた蒸気が出てしまい、肌トラブルの原因になることも。
さらに、使用する水の質に注意しないと、カルシウムなどのミネラル成分が積み重なり、スチーマーの性能を低下させることにも繋がります。
適切な使用方法と頻度を守ることで、これらの逆効果を避け、スチーマーを安全かつ効果的に使用することができます。
おすすめのスチーマーはどこで買える?
おすすめのスチーマーは、パナソニックのEH-SA0B-Nです。
楽天市場に出ているパナソニックの公式通販サイトで購入できます。
もちろん家電量販店や他のオンラインショップでも購入できます。
家電量販店では、実際に商品を手に取って確認できるメリットがあり、専門のスタッフに相談しながら自分に合ったモデルを見つけることができます。
一方、オンラインショップでは、商品レビューや比較サイトを参考にしながら、多種多様な商品から自宅にいながらにして選ぶことが可能です。
また、時期によってはセールや割引キャンペーンが行われていることもあり、お得に購入できるチャンスもあります。
まとめ:ナノケアスチーマーの寿命はどれくらい?長く使い続けられるとっておきのコツ
この記事のポイントをまとめます。
- 一般的な家電製品の寿命は5年から9年程度
- 大型家電は適切にケアすれば9年以上使用可能
- 小型家電は5年を目安に故障が増える傾向あり
- 定期的なお手入れと異常時の対応で寿命延長が可能
- 古い家電を使い続けると電気代増加や安全性問題が発生する恐れあり
- 製品購入時の保証期間は通常1年
- 保証期間内に発生した不具合は無償で修理や交換が受けられる
- 保証期間を過ぎた修理には費用が発生
- 補修用性能部品の保有期間は製品製造終了後も5年間
- 5年を過ぎると部品が入手しにくくなり修理が難しくなる
- メーカーによる部品保持期間の過ぎた製品でも、修理や問い合わせにより長く使える場合あり
- 一部の製品ではユーザーが10年以上使用している例も
- 使用頻度や環境によって製品の耐久性は異なる
- 長期間使用すると性能劣化や安全性問題が出ることがある
- 口コミやレビューは参考にするが、複数の意見を比較し自分の使用状況と照らし合わせることが大切